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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生8巻2号

1950年08月発行

文献概要

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傳染病食中毒統計を扱つて

著者: 石丸隆治1

所属機関: 1厚生省公衆衞生局食品衞生課

ページ範囲:P.100 - P.101

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 編集者から筆者にあたえられた題は,「統計の批判」であるが,私は統計を專門にやつたこともなく,また今迄取扱つた統計も限られた狹い範圍内のものであり到底あたえられた題目について滿足な考えをまとめ得ないので,筆者が今まで傳染病及び食中毒統計を取扱つているうちに感じたことを思いつくまゝにのべることにする。
 由來,わが國では社會一般,ときには學會に於てすら統計の意義を解せず無用な存在とみなしていた傾向があつた。醫學會に於ても疾病統計について表面に表われた數字のみで百分率を論じ,致死率を計算するにとどまり,それ以上の論議とか,得られた統計數値の批判に無關心であることが多かつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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