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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生8巻3号

1950年10月発行

文献概要

醫藥隨想

農村の勞働に於ける新らしい傾向について

著者: 安騎東野

所属機関:

ページ範囲:P.149 - P.150

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 農村厚生の諸問題を詮じつめれば,過勞と粗食の點に焦點を結ぶ事は今更こゝで論ずる程の事でもない位既に萬人に認められた常識である。
 問題の解決を急ぐ人達に云はせれば,もうそこ迄はつきりしているなら,解決策としては農村を機械化し,そして農民にうまいものを食はせればそれでいゝのではないかとおつしやる。誠に御尤もな話である。しかしこう簡單に云い切られて見ると,話が何んとなく猫の頸に鈴をつける話のようになつて,あまり御尤も過ぎて,伺つてゐる方には味けもそつけもなくなつて了う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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