icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生8巻4号

1950年11月発行

文献概要

--------------------

疫學總論(3)

著者: 野邊地慶三

所属機関:

ページ範囲:P.210 - P.212

文献購入ページに移動
第3講 傳染經路(其1)
 I.傳染經路の防疫上の意義。
 傳染經路或は傳染樣式(Mode of infection),即ち病原體が傳染源から他に傳播される方法を明らかにすることは,傳染病の流行に際して適切な防疫對策をたてるに最も重要な事項である。そして各種の傳染經輕に關する豫備知識が豊であれば,流行に直面して經路探索が容易になる。この際たとえば水道の流行に際しては,水道の構造及び運用について,牛乳流行に於ては牛乳殺菌装置の原理と操作について,また昆虫媒介による流行に直面しては,その昆虫の生態についての知識を必要とするもので,公衆衞生全般の知識が充分であることが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら