公衆衛生80巻12号

2016年12月発行

特集 行政保健師の質の保証—卒後教育・CPD

大阪市保健師の専門性の維持と向上，および活動形態の変遷

著者： 藪本初音¹

所属機関： ¹大阪市健康局

ページ範囲：P.917 - P.922

文献概要

　大阪市の保健師活動は地区担当制を基本にしつつ，専門的な支援が必要とされる分野には業務担当の保健師を配置している．本市では保健師の資質向上と相互研鑽を目的に，1939年に「大阪市保健指導研究会(以下，研究会)」という職能の自主組織を結成し，時代のニーズに即した活動の推進を目指している．今回，社会の変革期にこの研究会が果たしてきた主な役割と本市の保健師活動を振り返り，今後の課題について述べる．

参考文献

1)大阪市立厚生女学院：創立50周年記念誌，平成4年12月

2)大国美智子：保健婦の歴史．医学書院，1973

3)大阪市保健指導研究会：大阪市における保健婦活動とその背景，昭和56年3月

4)大阪市保健指導研究会：会誌2号，昭和28年5月

5)大阪市保健指導研究会：大阪市における保健婦活動とその背景第4集，平成12年12月

6)大阪市保健指導研究会：大阪市における保健婦活動とその背景第5集，平成21年11月

7)大阪市ホームページ　市政運営の基本方針・基本的な考え方　http://www.city.osaka.lg.jp/shisei_top/category/2567-1-0-0-0.html