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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生80巻2号

2016年02月発行

文献概要

特集 子どもへのがん教育

がん教育—公衆衛生の立場から知っておくべきこと

著者: 衞藤隆1

所属機関: 1東京大学

ページ範囲:P.86 - P.90

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 近年,国民のだれもが家族や親類,友人,知人のがん罹患を耳にすることが多くなってきている.このような状況において,がんを理解し,向き合うことを可能にするための方策として,子どもの頃からの教育にがんを取り上げるべきであるという意見が強くなってきた.「がん教育」という特別な教科が存在する訳ではなく,現行の教育体系の中にしかるべく位置づけ,最終的には国民の素養としてのがんについてのリテラシーを高めることを目標に,がんに関する教育のあり方が検討されるようになってきた.これらの成り立ちから掘り起こし,解説を加えたいと思う.

参考文献

1)日本対がん協会:がん征圧運動(総論)【1】がんの現状と取り巻く環境
2)厚生労働省:がん対策推進基本計画 平成24年6月
3)公益財団法人日本学校保健会:がんの教育に関する検討委員会 報告書,平成26年2月.http://www.gakkohoken.jp/modules/books/index.php?fct=photo&p=152
4)「がん教育」の在り方に関する検討会:学校におけるがん教育の在り方について(報告),平成27年3月

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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