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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生80巻5号

2016年05月発行

文献概要

特集 専門医制度の確立と地域医療

公衆衛生行政医師の確保と育成—現状と課題

著者: 坂元昇12

所属機関: 1川崎市健康福祉局 2全国衛生部長会

ページ範囲:P.333 - P.338

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公衆衛生行政医師は少数派
 2014年の厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると日本の医師数は31万1205人で,そのうち臨床(老人保健施設など介護職場は臨床に含める)以外の職場に勤務する医師数は3%弱の8576人である.このうち行政機関に勤務する医師は1661人,産業医994人,保健衛生分野には922人となっている.この数字はあくまで医師の自己申告に基づいた調査結果である.
 一方2013年度の厚生労働省の「地域保健・健康増進事業報告」による保健所及び市区町村で働く行政医師は981人となっている.これは都道府県保健所や特別区・保健所設置市保健所(本庁も含む)で働く医師数であり,都道府県の本庁で働く医師は含まれていない.

参考文献

1)日本公衆衛生協会(分担事業者 宇田英典):公衆衛生に係る人材の確保・育成に関する調査および実践活動報告書.平成25年度地域保健総合推進事業 全国保健所長会協力事業.2014. http://www.phcd.jp/02/kenkyu/chiikihoken/pdf/2013_H25_tmp02.pdf
2)厚生労働省健康局健康課:公衆衛生医師確保の実態把握の結果について.平成27年10月14日. http://www.cao.go.jp/bunken-suishin/doc/teianbukai32shiryou04-4.pdf
3)ASTHO:State and Territorial Health Officials. http://www.astho.org/Directory/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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