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特集 地域包括ケアの進化
地域包括ケアシステム構築に向けた地域ケア会議の意義と実際
著者: 江藤修1
所属機関: 1大分県杵築市 福祉推進課
ページ範囲:P.584 - P.589
文献購入ページに移動介護保険法が施行された2000年4月には地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律,いわゆる「地方分権一括法」が同時に施行されています.このことから当時介護保険は地方分権の試金石(シンボル)とも言われ,介護保険を適正に運営できるかどうか,市町村が地方分権を担うことができるかどうかの力量が試されたと言われています.
ところが,当時の市町村を取り巻く状況を振り返ると,地方分権一括法の施行と同時に平成の大合併へと邁進していくこととなり,新たな社会保障制度であるにもかかわらず,介護保険は市町村行政の中心に位置付けされることはなかったのではないでしょうか.
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