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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生80巻8号

2016年08月発行

文献概要

特集 地域包括ケアの進化

地域包括ケアシステム構築に向けた地域ケア会議の意義と実際

著者: 江藤修1

所属機関: 1大分県杵築市 福祉推進課

ページ範囲:P.584 - P.589

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介護保険制度と地方分権
 介護保険法が施行された2000年4月には地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律,いわゆる「地方分権一括法」が同時に施行されています.このことから当時介護保険は地方分権の試金石(シンボル)とも言われ,介護保険を適正に運営できるかどうか,市町村が地方分権を担うことができるかどうかの力量が試されたと言われています.
 ところが,当時の市町村を取り巻く状況を振り返ると,地方分権一括法の施行と同時に平成の大合併へと邁進していくこととなり,新たな社会保障制度であるにもかかわらず,介護保険は市町村行政の中心に位置付けされることはなかったのではないでしょうか.

参考文献

1)地域包括ケア研究会:地域包括ケアシステムを構築するための制度論等に関する調査研究事業 報告書.平成26(2014)年3月,三菱UFJリサーチ&コンサルティング

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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