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連載 いま,世界では!? 公衆衛生の新しい流れ
市民主導の包括医療サービスフレームワークと地域包括ケアシステム
著者: 梶原麻喜1
所属機関: 1世界保健機関(WHO本部)サービスデリバリー・セーフティ部
ページ範囲:P.606 - P.609
文献購入ページに移動2015年9月,ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals;MDGs)の後継として,「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals;SDGs)を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された.このアジェンダは17の目標と169のターゲットから構成され,保健の目標として「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を促進する」が,13ある保健目標のターゲットの1つとして「すべての人々に対する財政リスクからの保護,質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成」が設定されている1).
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