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予防と臨床のはざまで
ヘルスリテラシー関連演題目立つ—第22回IUHPEダイジェストその2
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.708 - P.708
文献購入ページに移動日本では漸くその概念や尺度が紹介され,学会等でも疫学的な調査が始まってきたところですが,欧米では国別の比較やヘルスリテラシーを向上させる介入に関心が高まっています.例えば2日目の“Interventions to improve health literacy”のセッションでは,Andrew Pleasant氏(米国)が,小中学生の親子学級での介入によりヘルスリテラシーが約10%向上し,親に最大-15kgの減量と平均40mg/dl血糖値の低下が,子供の53%に健康知識の向上と75%に家族の幸福感の向上を観察したと報告されました.同発表は翌日のセッションでも取り上げられました.
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