文献詳細
特集 薬局・薬剤師の地域展開—コミュニティ・ファーマシー
ドイツにおけるコミュニティ・ファーマシーの現状と課題—ドイツと日本の比較
著者: アッセンハイマー慶子12
所属機関: 1 2一般社団法人日本コミュニティファーマシー協会
ページ範囲:P.922 - P.927
文献概要
コミュニティ・ファーマシー(以後,かかりつけ薬局)とは,規模の大小,都市・地方,また,医院・病院との隣接などといった立地条件にかかわらず,薬局が担当すべきことは何でもその1店舗でできる薬局です.患者が,かかりつけ薬局を自宅の近くに持っていれば,処方箋業務だけでなく,OTC(over the counter)医薬品の相談販売,健康相談や製品情報の提供などを,営業時間内であればいつでもお願いできます.ドイツの薬局は,そういった意味で全薬局がかかりつけ薬局です.2004年に薬局のあり方を大きく変えた医療費抑制政策が行われ,ドイツの薬局経営は以前と比べて厳しい状況にありますが,今もなお各薬局が,かかりつけ薬局たるべく環境条件を整えています.
参考文献
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