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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生81巻6号

2017年06月発行

文献概要

特集 食中毒の新たな課題

腸管出血性大腸菌による食中毒

著者: 大西真1

所属機関: 1国立感染症研究所 細菌第一部

ページ範囲:P.482 - P.486

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腸管出血性大腸菌感染症
 大腸菌は菌種内の多様性が大きく,さまざまな性状を持った大腸菌が存在する.ヒトに病気を起こす大腸菌の中でも,膀胱炎など下痢以外の感染症の原因となる大腸菌(腸管外病原性大腸菌)と下痢を引き起こす下痢原性大腸菌とに大別される.下痢原性大腸菌は下痢の性状や保持している病原因子によって,さらに細分化される.その一つが,出血性腸炎の原因となる腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli;EHEC)である.

参考文献

1)五十嵐隆,他:溶血性尿毒症症候群の診断・治療ガイドライン.http://www.jspn.jp/file/pdf/20140618_guideline.pdf
2)厚生労働省:腸管出血性大腸菌感染症—感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-03-03.html
3)厚生労働省:食中毒統計資料 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html
4)齊藤剛仁,他:腸管出血性大腸菌感染症における溶血性尿毒症症候群,2015年.IASR 37:97-98, 2016
5)Teunis P, et al.:Dose response for infection by Escherichia coli O157:H7 from outbreak data. Risk Anal 24:401-407, 2004
6)石原朋子,他:腸管出血性大腸菌の分子型別.IASR 35:129-130, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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