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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生81巻7号

2017年07月発行

文献概要

特集 予防接種政策

BCG接種の課題と展望

著者: 加藤誠也1

所属機関: 1公益財団法人結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.592 - P.596

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はじめに
 わが国の結核患者数は減少傾向が続いており,一般の臨床医が目にする機会はかなり少なくなった.それに伴って,BCG(Bacille de Calmette et Guérin)接種の選択的実施や中止もささやかれるようになっている.
 本稿では,小児結核およびBCG接種に関する状況を述べ,また,今後の検討の考え方を考察する.

参考文献

1)公益財団法人結核予防会(編):結核の統計2016.公益財団法人結核予防会,2016
2)森亨:BCGワクチンのありかた.結核76:385-397,2011
3)徳永修:小児結核に関する最近の話題.日小医会報49:109-114,2015
4)高松勇:小児結核の予防と治療に関する研究.結核74:809-815,1999
5)Colditz GA, et al:The efficacy of BCG vaccination of newborn and infant in prevention of tuberculosis:Meta-analysis of published literature. Paedatrics 96:29-35, 1995
6)青木正和:BCGの直接接種.医師・看護職のための結核病学第5巻予防 平成19年改訂版,p.21,財団法人結核予防会2007
7)高山直秀,他:改正結核予防法2005年施工後の全国BCGワクチン累積接種率調査.日児誌111:1042-1044,2007
8)杉下由行,他:BCG接種医別の接種技術評価.日公衛誌52:1045-1049,2005
9)森亨,他:BCG接種副反応としての皮膚病変の最近の傾向.結核84:109-115,2009
10)加藤誠也,他:日本のコッホ現象報告の分析.結核85:777-782,2010
11)Criteria for discontinuation of vaccination programmes using Bacille Calmette-Guerin(BCG)in countries with low prevalence of tuberculosis. A statement of international Union Against Tuberculosis and Lung Disease. Tuber Lung Dis75:179-180,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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