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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生82巻1号

2018年01月発行

文献概要

連載 リレー連載・列島ランナー・106

公衆衛生は面白い!—私のキャリアパスから

著者: 坂田清美1

所属機関: 1岩手医科大学医学部衛生学公衆衛生学講座

ページ範囲:P.85 - P.88

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大学卒業と臨床医時代
 私は1981年に自治医科大学を卒業した.いわゆるバブルが弾ける前である.当時,ほとんどの医師は卒後直ちに臨床各科を学ぶストレート型の初期研修を受けていた.私は自治医科大学を卒業したため,初期臨床研修の2年間を青森県立中央病院で多科ローテート研修として実施した.内科(循環器内科,消化器内科,呼吸器内科等),外科,小児科,産婦人科,麻酔科,整形外科,皮膚科,眼科,泌尿器科,放射線科などを回った.各科の期間は長い科で3カ月,短い科では1カ月であった.産婦人科では毎日のように当直し,70例の出産に立ち会った.最後には希望する科をまとめて3カ月履修することができた.青森県では医師不足のため,初期臨床研修医は歓迎されていたように記憶している.
 私は学生時代から柳川洋 公衆衛生学教授(現 自治医科大学名誉教授)のご指導をいただいていた.自治医科大学では各講座が主催する学生用のゼミナールが盛んに行われており,私も複数のゼミを選択していた.疫学ゼミもその一つであった.公衆衛生学講座には研究費が潤沢にあり,毎週水曜日のゼミの後には色々な人生訓を聞けるとともに,飲みたいだけお酒を飲める環境があり,貧乏学生にとってとても魅力的であった.

参考文献

1)厚生労働省:東日本大震災関連情報.http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/
2)Yokoyama Y, et al:Mental health and related factors after the Great East Japan earthquake and tsunami. PLoS ONE 9:e102497. doi:10.1371/journal.pone.0102497. eCollection 2014, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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