icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生82巻1号

2018年01月発行

文献概要

--------------------

あとがき/投稿申し込み書/著作財産権譲渡同意書 フリーアクセス

著者: 高鳥毛敏雄

所属機関:

ページ範囲:P.94 - P.94

文献購入ページに移動
 本誌では,読者に最新の話題提供をするため,特集企画の立案に各方面の方々に参画していただくことを進めています.今回は国立感染症研究所の砂川富正先生にご企画いただきました.コレラが公衆衛生の母と言われているように,感染症と公衆衛生の間には深い関係があります.
 長與專齋は日本に公衆衛生を導入した人物として有名です.1879年に約16万人の患者,約10万人の死亡者を出した明治最大のコレラ流行の折には伝染病予防規則は成立しておらず,未完成の「虎列刺病予防仮規則」で急場を凌ぎました.1897年に伝染病予防法が制定された時にはすでに流行は落ち着いてしまっていました.コレラの流行が終息したことが,わが国の伝染病対策の進展を遅らせてしまったようです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら