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特集 子ども政策の総合化・包括化
第2次安倍政権以降の女性政策と少子化対策—矛盾と行き詰まりの背後にあるもの
著者: 本田由紀1
所属機関: 1東京大学大学院教育学研究科
ページ範囲:P.736 - P.740
文献購入ページに移動本稿の目的は,2012年12月の第2次安倍内閣発足以降,現在に至るまで進められてきた女性政策と少子化対策の内実,相互の関係および課題について論じることである.第2次以降の安倍政権は,その当初から「女性の活躍」を重要な政策課題として掲げており,また,平行して少子化対策にも精力的に取り組んできたように見える.しかし,それらが成果を挙げてきたかといえば,とてもそうはいえないことを,多くのデータは示している.本稿では,その原因はどこにあるのか,求められる方向性は何かについて,検討を試みる.
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