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「公衆衛生」書評
—浦島充佳(著)—人生100年時代を見据えた新時代の医療—『《ジェネラリストBOOKS》—外来でよく診る—病気スレスレな症例への生活処方箋—エビデンスとバリューに基づく対応策』 フリーアクセス
著者: 大谷泰夫1
所属機関: 1神奈川県立保健福祉大
ページ範囲:P.901 - P.901
文献購入ページに移動本書でいう「グレーな症例」への対応策は,まさしくこの未病的な健康観に符合するものと思われる.これはわが国で通例行われている医療スタイル,すなわち公的医療保険が想定する医薬品や手術に依拠する典型的な治療方法に一石を投じる新時代のスタイルである.治療の手段として,運動や食事療法を重要な選択肢に加えた「生活処方箋」という考え方は,健康寿命の延伸をめざす人生100年時代という人生の健康サイクルに目を向けた注目すべき方法論である.
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