icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生82巻12号

2018年12月発行

文献概要

連載 衛生行政キーワード・129

疫学を活用した対策の立案

著者: 原澤朋史1

所属機関: 1厚生労働省健康局結核感染症課エイズ対策推進室

ページ範囲:P.937 - P.940

文献購入ページに移動
はじめに
 疫学とは,「明確に規定された人間集団の中で出現する健康関連のいろいろな事象の頻度と分布,およびそれらに影響を与える要因を明らかにして,健康関連の諸問題に対する有効な対策樹立に役立てるための科学」と定義される1).本稿では,HIV(human immunodeficiency virus)感染症および梅毒を例として,厚生労働省がどのようにして「有効な対策立案」を行うか,ということについて述べる.

参考文献

1)日本疫学会(監修):はじめて学ぶやさしい疫学 改訂第2版.p1-7,南江堂,2010
2)厚生労働省エイズ動向委員会:平成29(2017)年エイズ発生動向年報(1月1日〜12月31日).http://api-net.jfap.or.jp/status/2017/17nenpo/17nenpo_menu.html
3)厚生労働省:性感染症報告数.https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html
4)国立感染症研究所:感染症発生動向調査事業年報 2016年(平成28年)確定報告データ.https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2270-idwr/nenpou/7779-idwr-nenpo2016.html
5)厚生労働省:資料4 後天性免疫不全症候群及び梅毒に係る届出基準等の改正について.https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/shiryou4_4.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら