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「公衆衛生」書評
—Robert Twycross, Andrew Wilcock(編) 武田文和,的場元弘(監訳)—緩和ケアの奥義を極める—『トワイクロス先生の緩和ケア—QOLを高める症状マネジメントとエンドオブライフ・ケア』 フリーアクセス
著者: 恒藤暁1
所属機関: 1京大病院緩和医療科
ページ範囲:P.959 - P.959
文献購入ページに移動トワイクロス先生はセント・クリストファー・ホスピスの研究所の所長として招聘され,がん患者の痛みの治療法などの研究に励み,その後,「WHO方式がん疼痛治療法」(1986年)の作成会議の専門家委員として中心的な働きをされた.監訳者のお一人である武田文和先生とは,それ以来の深い親交があり,お二人は「WHO方式がん疼痛治療法」の普及活動と医療麻薬の管理規制の改善に取り組まれている.本書は,トワイクロス先生の50年にわたる緩和ケアの臨床・研究・教育の経験を通して得られた英知の集大成といえるであろう.
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