文献詳細
文献概要
視点
教育現場で考える「コンピテンシー基盤型」の公衆衛生教育
著者: 武林亨12
所属機関: 1慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 2慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学
ページ範囲:P.262 - P.263
文献購入ページに移動2010年のランセット委員会の提言「Health Professionals for a new century:transforming education to strengthen health systems in an interdependent world」1)(以下,提言)に代表されるように,保健医療者教育のあり方が従来のものから「コンピテンシー(competency)基盤型」,すなわち時代に即した保健医療システムへの変革をもたらすことのできるような能力・資質を涵養する方向へと大きく舵を切られることとなったことは周知のとおりである.コンピテンシー基盤型教育は,卒業時に必要な専門家としてのアウトカム(能力)を定めてカリキュラムを構築する「アウトカム基盤型教育」とも呼ばれ,医学教育でもその枠組みでの教育プログラム評価が進んでいる.
参考文献
掲載誌情報