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特集 地方自治体と公衆衛生—総合性と専門性の確保
英国における大学院公衆衛生学コースの内容と特徴—ロンドン大学衛生学・熱帯医学スクールの事例を中心に
著者: 安原義仁1
所属機関: 1広島大学
ページ範囲:P.286 - P.291
文献購入ページに移動英国の新たな公衆衛生体制が2013年に発足した.この新体制の下で,さまざまな部署・場面において,公衆衛生活動に従事する専門職の研修・再訓練があらためて重視されることとなった.その一環として,大学や大学院でも種々のコース(プログラム)が開発されている.それらのコースの内容は一体どのようなものなのか,あるいは,その特徴は何なのだろうか.
本稿では,まず英国の公衆衛生体制を概観し,そのうえで,世界に先駆けて公衆衛生の研究・教育に取り組んだパイオニアの一つであるロンドン大学衛生学・熱帯医学スクール(London School of Hygiene and Tropical Medicine:LSHTM.図1,2)の事例を紹介する.
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