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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生83巻11号

2019年11月発行

文献概要

連載 リレー連載・列島ランナー・128

日本での男性同性間のエイズ予防対策研究に関わった15年—新規HIV感染者報告数を減少できるか?

著者: 金子典代1

所属機関: 1名古屋市立大学看護学研究科国際保健看護学

ページ範囲:P.847 - P.850

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エイズ予防の研究を始めたきっかけ
 私(図1)は1999年に医学部保健学科看護学専攻を卒業し,すぐに米国アラバマ大学公衆衛生大学院に留学しました.当時,HIV(human Immunodeficiency Virus)感染症とエイズ(acquired immune deficiency syndrome:AIDS)患者の急増が世界的健康課題であったこと,また,留学先がエイズ研究で有名な大学であったこともあり,HIV予防の専門家やさまざまなエイズの予防研究に出会い関心を持ちました.コンドームを毎回使用するという予防法がありながらも,なぜ使用が簡単に進まないのか,行動変容の難しさについても関心を持ち,エイズ予防の研究を始めました.

参考文献

1)厚生労働省エイズ動向委員会:平成29年エイズ発生動向年報(1月1日〜12月31日).2018 http://api-net.jfap.or.jp/status/2017/17nenpo/17nenpo_menu.html
2)エイズ予防財団:同性愛者等向けコミュニティセンターを活用した広報等一式(厚生労働省委託事業).http://www.jfap.or.jp/business/06_doseiai.html
3)金子典代,他:地方都市在住のMSM(Men who have sex with men)における調査時点までと過去1年のHIV検査経験と関連要因.日エイズ会誌21:34-44, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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