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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生83巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 公衆衛生の実践倫理

公衆衛生における実践倫理—公衆衛生の倫理学とその諸課題

著者: 児玉聡1

所属機関: 1京都大学大学院文学研究科倫理学

ページ範囲:P.172 - P.176

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はじめに
 近年,公衆衛生の分野では,公衆衛生の倫理に関する実践と研究の重要性がうたわれるようになっている.本稿では公衆衛生の倫理学の動向を概観する.最初に,公衆衛生の射程の問題を説明する.次に,なぜ今,公衆衛生の倫理学が問題となっているのか,そして,主要な倫理的課題にはどのようなものがあるのか,主要な倫理的アプローチはどのようなものかについて論じる.

参考文献

1)Gostin LO:Public Health, Law, Ethics, and Human Rights:Mapping the Issues. University of California Press, California, 2002
2)朝日新聞:交通事故死 これで三千人が救える… 高まるベルト着用義務化の動き.1973年4月3日
3)警察庁:シートベルト着用関連統計.https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/seatbelt/statistical_chart_table29.pdf
4)朝日新聞:生食の牛レバー,来月から禁止厚労省.2012年6月13日
5)朝日新聞:年末年始,食卓から息災に 餅がのどに詰まる事故 急性アルコール中毒.2016年12月30日
6)赤林朗,児玉聡(編):入門・医療倫理Ⅲ 公衆衛生倫理,勁草書房,2015年
7)Thomas JC, et al:A code of ethics for public health. Am J Public Health 92:1057-1059, 2002
8)Childress JF, et al:Public health ethics:mapping the terrain. J Law Med Ethics 30:170-178, 2002
9)赤村朗(編):入門・医療倫理Ⅰ,改訂版.勁草書房,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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