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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生83巻4号

2019年04月発行

文献概要

予防と臨床のはざまで

第6回国際ヘルスリテラシー学会ワークショップ

著者: 福田洋1

所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科

ページ範囲:P.320 - P.320

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 2018年10月26・27日に,台湾・台中市で第6回国際ヘルスリテラシー学会が開催されました.過去にも複数回参加したことがあるAsian Health Literacy Association(http://www.ahla-asia.org)主催のアジア中心の国際学会ですが,アジアだけでなく欧州やオーストラリアからもヘルスリテラシー研究のキーパーソンが参加しているのが特徴です.欧州では,EU内で国ごとのヘルスリテラシーの比較調査(HLS-EU)が行われていますが,この学会は,そのアジア版(HLS-Asia)の調査を推進するプラットフォームにもなっています.
 今回は学会のメインプログラムではなく,前日の10月25日に行われたプレカンファレンスワークショップに参加しました.三つ行われたプレカンファレンスワークショップのうちの一つである「Getting Health Literacy into Health Policy」(ヘルスリテラシーを健康政策に取り入れる)が目当てでした.ファシリテーターはなんと,ヘルスリテラシーの定義を行ったDon Nutbeam氏(オーストラリア),HLS-EU調査の中心人物であるKristine Sorensen氏(オランダ),IUHPE(ヘルスプロモーション・健康教育国際連合)でヘルスリテラシーのポジションペーパー(声明文)の作成に関わったDiane Levin-Zamir氏(イスラエル)の3名.学会の開催概要で見て「夢の共演!」と思い,この一日を目指して台中市に向かいました.台中市は,台北と比べるとややのどかな印象です.新幹線で台北から1時間,台中駅には卓球の愛ちゃんのポスターがあふれていました(笑).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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