icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生83巻6号

2019年06月発行

文献概要

視点

今,研究者として考えていること

著者: 後藤温1

所属機関: 1国立がん研究センター社会と健康研究センター 疫学研究部 代謝疫学研究室

ページ範囲:P.412 - P.413

文献購入ページに移動
はじめに
 「公衆衛生」の諸問題を把握し対処するために,私たちはデータを収集し,分析し,結果を解釈し,活用している.現在,かつて想像できなかったくらい膨大なデータにアクセスすることが可能な状況となっている.深層学習(ディープラーニング)を含む機械学習技術の飛躍的な発展によってデータ分析の変革期にもあり,将来は,夢のような分析が可能となるのではないかという期待も膨らんでいる.しかし,現実には課題も多い.本稿では,私が研究者として取り組みたいと考えていることを紹介する.

参考文献

1)厚生労働省:保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 報告書.https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000169230.pdf
2)Christodoulou E, et al:A systematic review shows no performance benefit of machine learning over logistic regression for clinical prediction models. J Clin Epidemiol:pii:S0895-4356(18)31081-3. doi:10.1016/j. jclinepi. 2019.02.004(Epub ahead of print),2019
3)奥村泰之,他:ナショナルデータベースの学術利用促進に向けて:レセプトの落とし穴.Monthly IHEP 268:16-25, 2017
4)国立がん研究センター 予防研究グループ:次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT).https://epi.ncc.go.jp/jphcnext/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら