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連載 ヘルスコミュニケーションと健康な社会づくりを考える Dr.エビーナの激レア欧州体験より・12【最終回】
長寿時代に求められる生き方と政策—「人生100年時代」の生みの親,リンダ・グラットン教授の経営思考から
著者: 蝦名玲子1
所属機関: 1株式会社グローバルヘルスコミュニケーションズ
ページ範囲:P.624 - P.627
文献購入ページに移動令和時代が幕を明けましたが,新時代では,人類はいまだ経験したことがないほどの長寿を経験しそうです.日本では平成元年と比べて平均寿命は男女ともに5歳以上延びており,また,近年の健康寿命は平均寿命の増加分を上回る延伸が確認されています1).これは,われわれ公衆衛生関係者の努力のたまものとも言えるもので,実際,経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development:OECD)からも日本の公衆衛生施策は高く評価されています2).
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