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特集 SNSで防ぐ災害関連死—「Society 5.0」時代のリーダーになる!
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著者: 「公衆衛生」編集委員会
所属機関:
ページ範囲:P.633 - P.633
文献購入ページに移動観測史上最大級の令和元年台風第15号(令和元年房総半島台風.955hPa,風速45m/s)が上陸した千葉県では,暴風で広域な停電,断水が発生し,対応に追われた市町村から防災システムによる被害情報が集まらず県による被害把握と初動に支障が生じました.また,同年の台風第19号(令和元年東日本台風.915hPa,風速55m/s)では観測史上1位の記録的大雨で避難勧告や指示を発令した都内42区市町村のうち,28自治体でホームページがつながらず15自治体で避難所に収容できず,情報の収集や共有に課題が残りました.被災者はSNSで災害に関するさまざまな情報を発信しており,SNS上の災害情報は,災害現場や被災者が置かれた状況,避難所の不足物資など,被災者それぞれの視点から見た有益な情報源となるとされますが,災害時,自治体職員は救護や避難所支援などで多忙を極め,SNS情報を十分活用できませんでした.
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