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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻10号

2020年10月発行

文献概要

特集 SNSで防ぐ災害関連死—「Society 5.0」時代のリーダーになる!

災害が起きたときのSNSとの「付き合い(付き合わない)方」

著者: 佐藤翔輔1

所属機関: 1東北大学災害科学国際研究所

ページ範囲:P.662 - P.668

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【ポイント】
◆「災害とSNS」に関連する議論・活動・研究開発はこの10年目まぐるしく,その変化のスピードは早い.
◆10年間で災害時に実際起きたことを踏まえて.災害時のSNSの付き合い方(付き合わない方)を提案した.
◆災害時,SNSはあくまで情報収集・発信の手段の一つとして捉えることが重要.

参考文献

1)国立研究開発法人情報通信研究機構:大規模災害時の膨大な被災報告を人工知能で瞬時に整理・要約〜災害状況要約システム「D-SUMM」を試験公開〜(2016年10月18日).https://www.nict.go.jp/press/2016/10/18-1.html
2)大分合同新聞:県,ツイッター活用,幅広く災害情報収集,2017年7月31日.
3)総務省:熊本地震における情報通信の在り方に関する調査結果(平成29年4月13日).http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000108.html
4)総務省:平成27年版 情報通信白書(第2部第2節 ソーシャルメディアの普及がもたらす変化),2015.http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/pdf/index.html
5)東海大学情報理工学部情報科学科内田研究室:DITS災害報告.https://main-saigai.ssl-lolipop.jp/SmartDevice/index_new.html
6)Sato S, et al:Grasp of Disaster Situation and Support Need inside Affected Area with Social Sensing—An Analysis of Twitter Data before and after the 2011 Great East Japan Earthquake Disaster Occurring—. J Disaster Res 11:198-206, 2016
7)佐藤翔輔,他:2017年7月九州北部豪雨災害における「#救助」ツィートの実態分析.自然災害科学37:93-102, 2018
8)朝日新聞:救助要請,ツィートだけじゃダメ 7月の九州豪雨,224件の行方たどる(2017年11月4日).http://www.asahi.com/articles/DA3S13212990.html
9)須藤龍也,他:2017年7月九州北部豪雨における「#救助」ツィートの効果検証—ツィートデータの計量的分析と現地調査にもとづいて.災害情報16:295-303, 2018
10)佐藤翔輔,他:2018年西日本豪雨災害における「#救助」ツィートの実態:2017年7月九州北部豪雨災害との比較分析.自然災害科学37:383-396, 2019
11)Sato S, et al:Online Information as Real-Time Big Data About Heavy Rain Disaster and its Limitations:Case Study of Miyagi Prefecture, Japan, During Typhoons 17 and 18 in 2015. J Disaster Res 12:335-346, 2017
12)NHK:政治マガジン「長野県 台風19号でTwitterの救助要請収集 約50件救助に」(2019年11月10日).http://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/25652.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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