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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻12号

2020年12月発行

文献概要

特集 2030年に向けたHIV/AIDS対策

エイズ対策に関わる当事者参加型リサーチの実際と公衆衛生活動への示唆

著者: 井上洋士123

所属機関: 1HIV Futures Japanプロジェクト 2日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 3順天堂大学大学院医療看護学研究科

ページ範囲:P.812 - P.817

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【ポイント】
◆当事者参加型リサーチ方式は,当事者が研究において企画から実施,発表まで一貫して参加する研究方式であり,進めるに当たって留意すべき点がある.
◆エイズ対策においては,GIPAの原則があり,HIV陽性者がエイズ対策に積極的に関わる形をとることが必要とされている.
◆わが国の感染症対策において,当事者が研究者らとともに公衆衛生活動を進めていくというアプローチはまだ不十分な段階にあるかもしれない.

参考文献

1)HIV Futures Japan:HIV Futures Japanプロジェクトについて.https://futures-japan.jp/about/
2)井上洋士,他:オーストラリアにおける経時的・縦断的QOL調査プロジェクトの現状と課題及び日本でのフィージビリティについての研究〈メルボルン視察記録集〉.放送大学,2011
3)矢島嵩,他:グラフで見るFutures Japan調査結果.HIV Futures Japanプロジェクト.2015
4)はばたき福祉事業団調査研究準備委員会:薬害HIV被害救済に関わる調査研究のあり方について.はばたき福祉事業団,1997
5)山崎喜比古:2章 新しいスタイルと視点からの調査研究.山崎喜比古,他(編):HIV感染被害者の生存・生活・人生.pp13-25,有信堂高文社,2000
6)e-Gov:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律.https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=410AC0000000114#2

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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