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著者: 阿彦忠之
所属機関:
ページ範囲:P.830 - P.830
文献購入ページに移動抗HIV薬による治療法の著しい進化により,「死に至る病」というイメージが払拭され,HIV/AIDSは慢性疾患へと移行しつつあります.それが逆に,この感染症に対する国民の関心を低下させ,他人事意識を増幅させた結果,HIV感染者が孤立し傷つきやすい社会環境をつくってしまったとも言えます.10年後の2030年に向けては,HIV感染者の人権を尊重し,感染者が安心して地域で暮らすことができるよう,当事者意識を強く持った公衆衛生活動が重要であり,そのための活動の目標や今後の施策の在り方などについて詳しく学ぶことができました.
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