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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻2号

2020年02月発行

文献概要

視点

若者支援と公衆衛生—私の調査・研究から見えてきたこと

著者: 井上慧真1

所属機関: 1帝京大学文学部社会学科

ページ範囲:P.72 - P.73

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はじめに
 私は社会学の立場から日本の若者支援について研究しています1).これまで,日本の公的な若者支援機関である「地域若者サポートステーション」(以下,サポステ),そして英国の公的な若者支援機関である「コネクションズサービス」について調査・研究を行ってきました.若者支援というと,いわゆる就労支援がイメージされることが多いのですが,実際にはより多様な専門性が求められています.
 本稿では,私が行ってきた研究の中で見えてきた,若者支援における保健医療の専門職の方々との連携の実情,そして重要性について述べます.

参考文献

1)井上慧真:若者支援の日英比較 社会関係資本の観点から.晃洋書房,2019
2)井上慧真:「地域における若者支援活動に関する調査」基礎集計表.https://repository.kulib.kyotou.ac.jp/dspace/bitstream/2433/234092/1/chiiki_wakamonosien_chosa.pdf
3)NHS:Child and adolescent mental health services(CAMHS). https://www.nhs.uk/using-the-nhs/nhs-services/mental-health-services/child-and-adolescent-mental-health-services-camhs/
4)The Guardian:Child mental health:UK prvision ‘worse than in much of Eastern Europe. https://www.theguardian.com/society/2019/apr/29/mental-health-provision-young-people-uk-behind-eu-study
5)特定非営利活動法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会:保健所等における「ひきこもり相談支援の状況」報告書「保健師さんのためのひきこもり支援実践ハンドブック」〜ひきこもる本人と家族を地域で支えるために〜.https://www.khj-h.com/wp/wp-content/uploads/2018/04/KHJHealth2018.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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