文献詳細
文献概要
予防と臨床のはざまで
文天シンポジウム「参加率向上の起爆剤」
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.204 - P.204
文献購入ページに移動まず,齊藤華子氏(新浦安虎の門クリニック)から,協会けんぽ千葉支部と共同で,施設での特定保健指導の初回面談実施率100%を目指した取り組みを発表していただきました.こちらの施設では17名もの管理栄養士が保健指導のみならず多くの健診業務で活躍しています.面談や継続支援の方法を見直し,それを可能にするための定期ミーティング開催などの業務改善を行うことで,2016年から2017年にかけて初回支援実施率を約7倍,支援完了率は約9倍に爆発的に増加させました.一見,地味な業務改善なのですが,この定期ミーティングこそが参加率向上の起爆剤でした.ミーティングは対象者を送り出す側の協会けんぽ千葉支部の保健師と共に行われ,他施設の良好実践の情報提供など,どうしたらもっと保健指導を受けやすくなるかについて外部コンサルタントのように関わりました.この一部始終を,保健師の白田千佳子氏(元協会けんぽ千葉支部)より語っていただきました.最後に,葛西美彩氏(新浦安虎の門クリニック)が登壇され,当時なぜこのような業務改善が可能になったかを振り返ってもらいました.
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