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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻5号

2020年05月発行

文献概要

視点

ヘルスケアへのempathyとpassionを最大化する

著者: 筒井孝子1

所属機関: 1兵庫県立大学大学院経営研究科

ページ範囲:P.284 - P.285

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公衆衛生におけるヘルスケアシステムの評価
 最適なヘルスケアシステムの構築は,公衆衛生が掲げてきた目標である.この達成に当たっては,わが国を含む多くの国々で集団のニーズを特定するとともに,その効果を測定し,これらの評価結果を基にシステムの改善を提案するといった研究が実施されてきた1)〜3)
 これまでの研究では,医療や保健福祉,介護サービスなどが評価され,それらがヘルスケアシステムの目的を満たしているか,最も適切な介入は何か,あるいは,提示された介入の資源に対する影響は何かなどが分析され,その費用対効果に関わる成果も発表されてきた4)

参考文献

1)Gillam S, et al(eds):Essential Public Health Theory and practice. Cambridge University Press, 2007
2)Pencheon D, et al(eds):Oxford Handbook of Public Health Practice. Oxford University Press, 2006
3)Smith S, et al:Health Care Evaluation Understanding Public Health. Open University Press, 2005
4)Hauck K, et al:How can we evaluate the cost-effectiveness of health system strengthening? A typology and illustrations. Soc Sci Med 220:141-149, 2019
5)Perrault EK, et al:Tracking Success:Outputs Versus Outcomes-A Comparison of Accredited and Non-Accredited Public Health Agencies' Community Health Improvement Plan objectives. J Community Health 43:570-577, 2018
6)厚生労働省:健康日本21(総論).https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/s0f.html
7)筒井孝子:地域包括ケアシステムにおける慢性看護 疾病転換による「健康」定義の再考から.日慢性看会誌13:4-7, 2019
8)Valentijn PP, et al:Understanding integrated care:a comprehensive conceptual framework based on the integrative functions of primary care. Int J Integr Care 13:e010, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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