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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻5号

2020年05月発行

文献概要

特集 徹底解説 東京2020対策—今こそ!マスギャザリングへの備え 東京2020に向けた感染症対策

感染症サーベイランス情報を対応に活かす

著者: 神谷元1 島田智恵1 松井珠乃2 柿本健作3

所属機関: 1国立感染症研究所感染症疫学センター 2国立感染症研究所感染症疫学センター第一室 3国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース

ページ範囲:P.293 - P.297

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【ポイント】
◆東京2020は,国内および国際的なサーベイランスと対応の仕組みが整ってきた現状で迎える56年ぶりの夏季オリンピック・パラリンピックである.
◆2016年以降に国内で開催された二度のサミットとラグビーワールドカップ2019を通じてマスギャザリングにおけるサーベイランスと対応の体制が整備されてきた.
◆東京2020におけるサーベイランスと対応についての取り組みは,今後のわが国のグローバル化の進展に対応するための貴重なレガシーとなる.

参考文献

1)e-Gov:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号).https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=410AC0000000114
2)国立感染症研究所:実地疫学専門家養成コース.https://www.niid.go.jp/niid/ja/fetp.html
3)WHO:International Health Regulations(2005), 2nd ed. https://www.who.int/ihr/publications/9789241596664/en/
4)WHO:Joint external evaluation of IHR core capacities of Japan Mission report:26 February-2 March 2018. https://www.who.int/ihr/publications/WHO-WHE-CPI-REP-2018.23/en/
5)福住宗久,他:2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関する感染症のリスク評価 基本情報の整理について.日エイズ会誌21:12-16, 2019
6)神谷元,他:マスギャザリングにおける感染症強化サーベイランス:伊勢志摩サミットの経験と今後.保健医療科65:542-547, 2016
7)厚生労働省:感染症発生動向調査事業実施要綱.https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000482102.pdf
8)厚生労働省(国立感染症研究所感染症疫学センター):疑似症サーベイランスの運用ガイダンス(第二版).https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/PDF/gijisyo-gildeline-190925.pdf
9)国立感染症研究所:ラグビーワールドカップ2019日本大会開催中,参加国からの輸入例の可能性がある感染症.https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/493-guidelines/9085-rwc-190913.html
10)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:東京オリンピック・パラリンピックに向けて.https://fpcj.jp/wp/wp-content/uploads/2018/03/925b1d3020b2030cf4d7078b4c99dd3b.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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