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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻5号

2020年05月発行

文献概要

特集 徹底解説 東京2020対策—今こそ!マスギャザリングへの備え

地域におけるマスギャザリング災害への備え—東京2020の経験を災害医療の進化に生かす

著者: 宮国泰彦1 山口芳裕1

所属機関: 1杏林大学医学部救急医学

ページ範囲:P.330 - P.334

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【ポイント】
◆大規模イベントでは,イベント関係者だけでなく地域全体で対応する体制を準備することが重要である.地域に根付いている医療者の協力が不可欠である.
◆二次医療圏の診療所や病院に,「自分たちの診療所・病院でもイベントに関係する傷病者を診療するかもしれない」という意識を持ってもらうことが大切である.
◆マスギャザリング対応セミナーは,オリンピック後にも,さまざまな大規模イベントの開催が予定されている東京において,地域の連携や関係性を深める上で極めて重要な意味を持つ.

参考文献

1)Ranse J:Injury patterns and crowd behaviour at mass gathering events. https://www.slideshare.net/jkranse/injury-patterns-and-crowd-behaviour-at-mass-gathering-events
2)日本医師会,他(監修),日本医師会救急災害医療対策委員会,他(編):大規模イベント医療・救護ガイドブック.へるす出版,2019
3)森村尚登:マスギャザリング医学.山本保博,他(監修),NPO災害人道医療支援会(編):災害医学,第2版.南山堂,pp388-400, 2009
4)Amado Alejandro Báez AA, et al:Basic Principles of Mass Gathering Medical Care. http://ksrowell.com/blog-visualizing-data/2013/11/07/mass-gatherings-medicine/
5)Kononovas K, et al:Improving Olympic health services:what are the common health care planning issues?. Prehosp Disaster Med 29:623-628, 2014
6)James J.F. Forest:Homeland security:Protecting America's Targets, VolⅢ:Critical Infrastructure. Praeger, 2006
7)公安調査庁:世界のテロ等発生状況.http://www.moj.go.jp/psia/terrorism/index.html
8)Champion HR, et al:A profile of combat injury. J Trauma 54(5 Suppl):S13-9, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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