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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生84巻9号

2020年09月発行

文献概要

特集 スマホ・ネット・ゲーム依存対策—子ども・若者を守る!

子どものインターネット依存の実態と対策

著者: 山田正明1 関根道和1

所属機関: 1富山大学学術研究部医学系疫学健康政策学講座

ページ範囲:P.572 - P.577

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【ポイント】
◆各種調査から国内の中学生におけるインターネット依存の有病率は9〜12%
◆富山県の約1.3万人の小学生を対象とした調査では,インターネット依存の有病率は4.2%であり,全体の21.6%が課金の経験,2.4%が知らない人と会ったと回答
◆対策には子ども,保護者,学校・医療関係者がインターネットの利点と危険性を共有し,適切な利用方法を模索することが重要

参考文献

1)内閣府:平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査.平成31年2月.https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h30/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
2)厚生労働科学研究成果データベース.平成29年度 飲酒や喫煙等の実態調査と生活習慣病予防のための減酒の効果的な介入方法の開発に関する研究.https://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201709021A
3)文部科学省:学校保健統計—平成30年度(確定値)の結果の概要.https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711.htm
4)日本近視学会:日本近視学会監修 親子で学ぶ近視サイト.https://kinshi-yobou.com
5)Kojima R, et al:Problematic Internet use and its associations with health-related symptoms and lifestyle habits among rural Japanese adolescents. Psychiatry Clin Neurosci 73:20-26, 2019
6)Kawabe K, et al:Association between Sleep Habits and Problems and Internet Addiction in Adolescents. Psychiatry Investig 16:581-587, 2019
7)文部科学省委託事業:子どもみんなプロジェクト.事業成果報告書.http://www.kodomo-minna.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/houkokusyo.pdf
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10)Yamada M, et al:Parental Internet Use and Lifestyle Factors as Correlates of Prolonged Screen Time of Children in Japan:Results From the Super Shokuiku School Project. J Epidemiol 28:407-413, 2018
11)富山県:平成30年度有害環境から子供を守るための新新体制の構築.「とやま安心ネット・ワークショップ事業」委託事業成果報告書.平成31年3月22日
).
13)日本小児連絡協議会委員会:子どもとICT(スマートフォン・タブレット端末など)の問題についての提言.小児保健研究 74:1-5, 2015
14)World Health Organization:International statistical classification of diseases and related health problems(11th Revision)-6C51 Gaming Disorder. 2018. https://icd.who.int/browse11/l-m/en#/http://id.who.int/icd/entity/1448597234

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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