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特集 社会につながれない 隠されたひきこもり—8050問題
ひきこもりと家庭内暴力
著者: 塚本千秋1
所属機関: 1岡山大学大学院社会文化科学研究科臨床心理学分野
ページ範囲:P.661 - P.667
文献購入ページに移動◆ひきこもり当事者の大半は穏やかで,粗暴な行動とは無縁だが,暴力や威嚇で家族を支配する事例もある.悲惨な結末を防ぐために,緊急性を見立てることが重要である.
◆深刻な暴力の背後に3つの孤立がある.小中学生時代の当事者の学校内での孤立,当事者がひきこもってからの家庭内での母親の孤立,それらの背景にあるその家族全体の地域社会からの孤立である.
◆支援者は万一に備えて警察などと連携しながら,当事者や家族の孤立の歴史を理解し,適切な社会資源や人材を家族に紹介する機会が得られるように準備する.
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