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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻10号

2021年10月発行

文献概要

連載 リレー連載・列島ランナー・148

福島県相馬市の「相馬井戸端長屋」の取り組み—東日本大震災後の孤独死対策から,これからの地域の高齢者の暮らし方を考える

著者: 伊東尚美1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部放射線健康管理学講座

ページ範囲:P.687 - P.690

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はじめに
 筆者は2021年3月まで福島県相馬市役所で保健師として勤務していた.現在は福島県立医科大学に所属する傍ら,相馬市からの委託で「相馬井戸端長屋(以下,長屋)」の健康支援と介護予防の研究に関わっている.2011年3月の東日本大震災(以下,震災)後の独居高齢者・障害者向け災害公営住宅として始まった「長屋」だが,震災前より相馬市が力を入れている孤独死対策を兼ねた,これからの超高齢社会にも提案できるユニークな施策である.

参考文献

1)相馬市:住民基本台帳による人口・世帯数 https://www.city.soma.fukushima.jp/shinososhiki/kikakuseisakuka/soma_data/toukei_info/3214.html
2)坪倉正治:震災後の災害公営住宅相馬井戸端長屋における生活実態と孤立予防効果に関する研究.福島県立医科大学一般倫理委員会(一般2019-317) https://www.fmu.ac.jp/univ/sangaku/data/kaigi/ippan/20200310.pdf
3)厚生労働省老健局社会保障審議会介護保険部会:介護サービス基盤と高齢者向け住まい.令和元年10月28日 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000560212.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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