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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻11号

2021年11月発行

文献概要

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著者: 阿彦忠之

所属機関:

ページ範囲:P.788 - P.788

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下において,日本では2020年4月をピークとする第1波以降,2021年9月までに5回にわたる感染拡大(surge)がありました.当初は,surgeを繰り返すうちに流行が徐々に終息に向かうことを期待する論調もありました.しかし,懸念される変異株の続発などにより,第4波〜第5波へと回を追うごとにsurgeの波が想定以上に高くうねり,診断・治療を最前線で支える医療機関はもとより,感染症対策に関する地域の中核機関である保健所には質的・量的に過大な負担を強いる結果となりました.保健所は大災害級の危機管理業務を経験し,これまでの感染症対策の枠組みや方法論では対応できない課題に数多く直面する中で,課題解決のためには専門的な立場から指導・助言を得たい場面が多かったと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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