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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻12号

2021年12月発行

文献概要

特集 健康問題の解決のための経済学—ナッジ等の可能性を探る

自治体の健康政策における市民の行動変容に対するナッジ実装の試み

著者: 藤富絵里香12 春日潤子34 髙橋勇太256

所属機関: 1横浜市鶴見区福祉保健課健康づくり係 2横浜市行動デザインチームYBiT 3厚生労働省保険局医療課 4前 横浜市行動デザインチームYBiT 5横浜市鶴見区こども家庭支援課 6NPO法人PolicyGarage

ページ範囲:P.814 - P.818

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【ポイント】
◆ナッジの手法を用いることで,市民の行動変容をより効果的に支援できる.
◆ナッジをはじめとする手法は,集団支援や個別支援など日頃の業務におけるさまざまな場面で活用ができる.
◆組織内におけるナッジ実践の普及には,個々の職員に対する普及だけでなく,組織内の機運の醸成と実践に対するサポート体制が必要である.

参考文献

1)リチャード・セイラー,他(著),遠藤真美(訳):実践行動経済学.日経BP,2009
2)髙橋勇太,他:行動を導くナッジの聞いた保健活動 なぜ,今ナッジなのか.保健師ジャーナル77:60-65, 2021
3)横浜市行動デザインチーム:ホームページ.https://ybit.jp/
4)環境省:日本版ナッジ・ユニット(BEST:Behavioral Sciences Team)について.http://www.env.go.jp/earth/best.html
5)The Behavioural Insights Team:EAST Four simple ways to apply behavioural insights. 2014 https://www.bi.team/publications/east-four-simple-ways-to-apply-behavioural-insights/
6)髙橋勇太,他:公衆衛生分野におけるナッジの活用と可能性.保健師ジャーナル76:558-566, 2020
7)横浜市:第2期横浜市国民健康保険 保健事業実施計画(データヘルス計画)第3期横浜市国民健康保険 特定健康診査等実施計画(平成30〜35年度).2018 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/kokuho/kenko/datahealth.files/0003_20180719.pdf
8)日本版ナッジ・ユニットBEST:ナッジ等の行動インサイトの活用に関わる倫理チェックリスト.令和2年3月 http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/renrakukai16/mat_01.pdf
9)独立行政法人経済産業研究所:日本の地方自治体における政策ナッジの実装:横浜市行動デザインチーム(YBiT)の事例に基づく体制構築と普及戦略に関する提案(髙橋,他).RIETI Policy Discussion Paper Series 20-P-026. 2020年10月 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/20100008.html
10)NPO法人PolicyGarage:ホームページ.https://policygarage.or.jp/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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