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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻12号

2021年12月発行

文献概要

特集 健康問題の解決のための経済学—ナッジ等の可能性を探る

ウェルビーイングとナッジ政策—自律のオプション化について

著者: 橋本努1

所属機関: 1北海道大学大学院経済学研究院

ページ範囲:P.831 - P.835

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【ポイント】
◆カロリー情報などの表示を義務付けるべきかについては,ウェルビーイングの最大化という基準で決めることができる.
◆経済学的には「どれだけ支払う用意があるか」というアンケートが,ウェルビーイングを測る際の基準の一つとなる.
◆QRコードを用いれば,情報にアクセスしたい人だけがアクセスできるようになる.自律の理想をオプション化(選択)できる.

参考文献

1)Sunstein CR:Too Much Information. pp33-34, The MIT Press, Cambridge, 2020
2)橋本努:カフェテリアをデザインする.那須耕介,他(編):ナッジ!?—自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム.pp151-173,勁草書房,2020
3)Thaler RH, et al:Nudge:Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness. Yale University Press, London, 2008
4)Dallas SK, et al:Don't count calorie labeling out:calorie counts on the left side of menu items lead to lower calorie food choices. J Consum Psychol 29:60-69, 2019
5)Sunstein CR:Too Much Information, pp98-99, The MIT Press, Cambridge, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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