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文献概要
予防と臨床のはざまで
第29回日本健康教育学会ダイジェスト
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座
ページ範囲:P.866 - P.866
文献購入ページに移動学会のテーマは「わかっているけれど実践しない相手を動かすには?〜現場×研究の力で,健康社会を実現する〜」.学会が長年取り組んできたテーマであり,いまだに全てのフィールドで多くの職種が直面している課題です.まず吉池氏より「人はなぜそれを食べるのか? 未来に向けて考えるべきこと」と題して学会長講演が行われました.食べるということに関して人権,栄養学,生理学,社会環境,ヘルスリテラシーなど,さまざまな側面からその意義や本質を解説し,健康教育やヘルスプロモーションはどこまで介入できるのかを考察した内容です.印象的だったのは,企業が行う食品マーケティングの影響の大きさや「食品の選択」の人権に触れられたことです.「健康日本21」の策定から今日に至るまで,食についての「わかっているけれど実践しない」課題への理論と実践について分かりやすくお話を頂きました.
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