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予防と臨床のはざまで
ZOOMでどこでも臨床疫学ゼミが可能に
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座
ページ範囲:P.122 - P.122
文献購入ページに移動第124回の連載でも「80点の人が100点を目指すゼミではなく,40点の人が80点を目指すゼミ」と雰囲気を記述しています.さらにこの年(2014年)から始まった新プログラム「プラクティカル疫学・統計学」について解説しています.ゼミでレクチャーを繰り返してきて気付いたのは「ずっと参加していても,なかなか研究が進まない」という現実.そのために「現場のこれがやりたい」から初めて,そのための知識が教科書の目次のどこに相当するか,つまり逆引きの発想でゼミを進めることを思いつきました.具体的には先輩役のチューターが事前に一緒に準備を行い,その勉強の過程を全て発表でオープンにします.その初回となった第62回臨床疫学ゼミ(2014年6月)では,保健指導に奮闘する管理栄養士の方に登場していただき,「ウィルコクソンって何ですか? 保健指導の効果を知りたい私の疑問」と題し,研究者と現場スタッフの一問一答を寸劇で再現しました.「検定の種類」より研究デザインや指標,何より「保健指導を評価したいこと」がはるかに重要と説明し,極論ですが「別に間違って
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