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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻3号

2021年03月発行

文献概要

特集 コロナ時代の自殺対策

外出抑制による依存症への影響と対策—コロナ関連自殺を防ぐ

著者: 松本俊彦1

所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部

ページ範囲:P.151 - P.155

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【ポイント】
◆臨床的な印象では,外出抑制はさまざまなタイプの依存症患者の病状を悪化させた.
◆「三密回避」のために,自助グループの活動や医療の提供が制限され,回復のために利用できる社会資源が減少した.
◆オンラインによる自助グループのミーティングは急速に増え,いくつかのメリットがある反面,デメリットもあった.

参考文献

1)アスク:コロナに負けない! オンラインで自助グループにつなぐ,依存症チャットルームA.D.N.G. 開始【ASK依存症予防教育アドバイザーによる自主活動】.https://www.ask.or.jp/updates/8423
2)とどけるプロジェクト:依存症等の当事者によるオンライン自助グループ運営ガイド.https://www.covid19-accessibility.com/todokeru/jijyoguide-0410
3)とどけるプロジェクト:依存症当事者のオンライン自助グループの取り組みと,運営のポイント.https://www.covid19-accessibility.com/todokeru/jijyopoint-0410
4)松本俊彦,他:物質使用障害治療プログラム.金剛出版,2015
5)Giordano, P:Nel Contagio. Einaudi, Torino, 2020(邦訳書:飯田亮介:コロナの時代の僕ら.早川書房,2020)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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