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著者: 高鳥毛敏雄1
所属機関: 1関西大学社会安全学部
ページ範囲:P.280 - P.280
感染症とは不思議な縁があります.学生時代は阪大微研のハンセン病部門教授の下でハンセン病療養所に毎年学生を連れて行ってました.卒後は,肺がん検診の有効性を確かめるため結核検診受診者の肺がんのリスク評価研究をしていたのですが,そのうちに結核対策の仕組みに関心が移っていました.そんな折の1996年,伝染病予防法体制下でしたが,大阪府堺市で腸管出血性大腸菌O157の患者が約1万人発生する事件が発生し,1年余り関わることになりました.堺市に国内外のさまざまな専門家が訪れてきました.その一人が高橋央先生で,日米の感染症対策の組織や体制の違いの議論をしたことを思い出し執筆をお願いさせていただきました.その他の執筆者の方々にも日頃からお世話になっておりお忙しい中でのご執筆について厚く御礼申し上げます.
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