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特集 COVID-19が流行しない社会を目指す—社会医学・環境衛生学の視点から
エイズ対策の経験から考える“新型コロナウイルスの時代”における人間関係
著者: 鬼塚哲郎1 山田創平2
所属機関: 1京都産業大学文化学部 2京都精華大学国際文化学部
ページ範囲:P.408 - P.414
文献購入ページに移動◆江戸期,感染症対策は民間人が担った.明治以降,対策の担い手は国家に移行するが,エイズ対策において民間人が再び参画する.
◆感染症は優れて都市的な現象であり,その文化と社会的関係性を映し出す.感染症対策が目指す都市住民の行動変容は,都市文化の変容を意味する.
◆新型コロナ感染症対策において国家主導の対策には限界があり,都市の文化に根差した民間の活力を生かす工夫が求められる.
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