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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻6号

2021年06月発行

文献概要

予防と臨床のはざまで

予防医学を学ぶ場づくりの20年

著者: 福田洋1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座

ページ範囲:P.422 - P.422

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 筆者が関わっている研究会・勉強会は,このコラムでも幾度となく紹介してきました.中でもさんぽ会,臨床疫学ゼミ,文天ゼミの3つは,最も大事にしている活動です.1月26日の第107回文天ゼミにて,この3つの会を振り返る機会をいただきました.通常,文天ゼミでは健康診断や人間ドックに関わる新しいトピックを扱うことが多いのですが,今回は「予防医学を学ぶ場づくりの20年〜文天ゼミ,疫学ゼミ,さんぽ会のこれまでとこれから」と題して,「大半の人には興味がないかもしれない勉強会そのものの振り返り」とコメントしつつ,予防医学を学ぶ場そのものにフォーカスした話をさせていただきました.
 まずは,健診スタッフ向けの勉強会として始まった医療法人社団同友会主催の文天ゼミ(https://www.do-yukai.com/activity/bunten.html).「文天」という不思議な名前は,この健診機関の産業保健本部が入っていたビルの名称です.産業保健本部長の三輪真也医師と私がコーディネーターとなり,生活習慣病,保健指導,ヘルスプロモーションなどについて講義形式でスタートしました.主に三輪医師が疾病関連,私が予防医学・ヘルスプロモーション全般を担当することが多く,記念すべき第1回(2008年8月)は「低炭水化物食VS低脂肪食」でした.以降,三輪医師が脂質異常症,糖尿病,内臓脂肪蓄積,私がソーシャルマーケティング,プレゼンスキル,ヘルスリテラシーという感じで交互に講義を担当しました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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