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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻7号

2021年07月発行

文献概要

特集 健康的な住まいが欲しい!—暮らしやすくて,寿命も延びる

健康増進に向けた住環境整備の必要性

著者: 林基哉1

所属機関: 1北海道大学大学院工学研究院建築都市部門空間デザイン分野

ページ範囲:P.458 - P.463

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【ポイント】
◆日本の住宅構法は温暖蒸暑地に起源を持つ木造軸組構法が主流で,冬季の室内環境対策が明治以来の基本的課題であった.
◆住宅の断熱化・気密化によって室内環境の向上が見られた一方,シックハウス症候群等の副作用が発生し,新たな対応が強いられた.
◆健康増進に向けて,気象条件,地域および都市の環境を踏まえた住環境整備と,その基礎となる室内環境のガイドラインが必要となっている.

参考文献

1)室内空気対策ハンドブック編集委員会(主査 林基哉)編著:室内空気対策ハンドブック.財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター,2005年3月
2)Hayashi M, et al:The influence of the concealed pollution sources upon the indoor air quality in houses. Build Environ 43:329-336, 2008
3)Osawa H, et al:Status of the indoor air chemical pollution in Japanese houses based on the nationwide field survey from 2000 to 2005. Build Environ 44:1330-1336, 2009
4)林基哉,他:木造住宅の構造内部化学物質の室内侵入に関する測定.日本建築学会環境系論文集 747:481-490, 2018
5)紺野良文,他:北海道におけるFuel Povertyの実態に関する研究.日本建築学会環境系論文集 751:729-736, 2018
6)厚生労働省:建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号),2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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