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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生85巻9号

2021年09月発行

文献概要

特集 児童虐待予防に求められる医療・保健の役割—これ以上痛ましい事件を繰り返さないために

性的虐待を受けた児童への児童相談所の対応と関係機関の役割の重要性—児童のダメージに向き合う

著者: 田﨑みどり1

所属機関: 1港区児童相談所

ページ範囲:P.608 - P.614

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【ポイント】
◆性的虐待は発覚まで数年を要するものもある.性的虐待を疑ったら,誘導なく「誰が何をした」のみを聞き取り児童相談所へ通告する.
◆通告受理後は誘導のない司法面接の手法を用いた面接で子どもの被害を聞き取り被害事実を調査する.
◆性的虐待は子どもへの影響が重篤であり,長期間の支援と適切なアセスメントと治療が必要である.

参考文献

1)厚生労働省:令和元年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数.https://www.mhlw.go.jp/content/000696156.pdf
2)Ai for better society:令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業潜在化していた性的虐待の把握および実態に関する調査.https://staff.aist.go.jp/kota.takaoka/Ai%20for%20better%20society_files/pdf/2021project17-summary.pdf
3)Sorensen T, et al:How children tell:The process of disclosure in child sexual abuse. Child Welfare 70:3-15, 1991
4)Summit RC:The child sexual abuse accommodation syndrome. Child Abuse Negl 7:177-193, 1983
5)溝口史剛,他(監訳):子どもの虐待とネグレクト.pp71-90, 725-749,金剛出版,2017
研修.https://cfj.childfirst.or.jp/rifcr/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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