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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 “人が受ける最期の医療”と公衆衛生—— 一人の「死」を万人の「生」につなぐ

法医学者は絶滅の危機にある—多死社会に向け一刻も早い対応を

著者: 平石達郎1 今村知明1

所属機関: 1奈良県立医科大学公衆衛生学講座

ページ範囲:P.926 - P.933

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ポイント
◆2025年以降は、孤独死などの増加により死因究明制度の充実が求められる。
◆死因究明制度におけるキーパーソンは法医学者であるが、法医学者数は非常に少なく、危機的状況である。
◆今後の多死社会を乗り切るためには、法医学者の増加を図ることが最優先の課題である。

参考文献

1)厚生労働省:第1回死因究明等推進計画検討会 参考2「死因究明等の推進に関する基礎資料」(厚生労働省死因究明等推進本部事務局),8-9頁,2020年7月31日 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei_honbu_1st_haifushiryou.html(2022年3月17日閲覧)
2)岩瀬博太郎,他:日本の法医学教育および死因究明制度の歴史.公衆衛生 79: 299-301, 2015
3)厚生労働省:第3回死因究明等推進計画検討会 参考資料1.13頁,2020年11月5日 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei.3rd.html(2022年3月17日閲覧)
4)大阪府:第5回大阪府死因調査等あり方検討会第5回 参考1-①.2017年1月26日 https://www.pref.osaka.lg.jp/hokeniryokikaku/siinnkyuumei/index.html(2022年3月17日閲覧)
5)厚生労働省:死因究明等推進計画検討会報告書 死因究明等の推進に関する参考資料.12-13頁,2021年3月 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei_honbu.html(2022年3月17日閲覧)
6)長崎大学法医学分野:ご遺族の皆様へ. https://www.med.nagasaki-u.ac.jp/legal-m/bereaved-family/info.html(2022年3月17日閲覧)
7)日本法医学会:令和2(2020年)度法医学教室現況調査アンケート結果の概要.4頁 http://www.jslm.jp/problem/enquete_result_2020.pdf(2022年3月17日閲覧)
8)厚生労働省:医療従事者の需給に関する検討会 第35回医師需給分科会 資料2 令和4年度の医師養成について.2020年8月31日 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13283.html(2022年3月17日閲覧)
9)文部科学省:大学分科会(第162回)会議資料 資料1-1「令和4年度 医学部入学定員増について」.1頁,2021年7月21日 https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/mext_00249.html(2022年5月25日閲覧)
10)厚生労働省:医療従事者の需給に関する検討会第34回医師需給分科会 資料1.17頁 35歳未満の医療施設従事医師数推移,2020年3月12日 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10138.html(2022年3月17日閲覧)
11)厚生労働省:医師・歯科医師・薬剤師統計(結果の概要 平成20年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況,平成30年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況). https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/33-20.html(2022年3月17日閲覧)
12)厚生労働省:医療従事者の需給に関する検討会 第37回医師需給分科会 資料2.4頁,2021年3月4日 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17100.html(2022年3月17日閲覧)
13)文部科学省:基礎研究医養成活性化プログラム(令和3年度選定). https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1385092.htm(2022年3月17日閲覧)
14)国立大学医学部長会議:研究医への第一歩 第3回 筑波大学「新医学専攻と研究者養成コース」,第6回 東京医科歯科大学「東京医科歯科大学医学部の研究医養成の取組」,他. http://www.chnmsj.jp/kenkyuui_backnumber.html(2022年5月25日閲覧)
15)全国医学部長病院長会議:医師養成の質保証と改革実現のためのグランドデザイン.157頁 https://ajmc.jp/activities/guideline/(2022年3月17日閲覧)
16)厚生労働省:死因究明等推進計画.10頁,2021年6月 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shiinkyuumei_keikaku.html(2022年3月17日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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