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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 “人が受ける最期の医療”と公衆衛生—— 一人の「死」を万人の「生」につなぐ

チャイルド・デス・レビュー—予防可能な子どもの死亡を減らす多職種連携

著者: 沼口敦12

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院救急・内科系集中治療部 2日本小児科学会 予防のための子どもの死亡検証委員会

ページ範囲:P.942 - P.949

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ポイント
◆チャイルド・デス・レビュー(CDR)は、成育医療の延長線上に整備される。
◆CDRは死因を究明するためではなく、子どもの死からの学びを社会に還元するために行う。
◆CDRの検証では、各職種の経験に裏打ちされた創造的な発言が期待される。

参考文献

1)厚生労働省:令和2年度厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究(健やか次世代育成総合研究)事業)「わが国の至適なチャイルド・デス・レビュー制度を確立するための研究(主任研究者 沼口 敦)」研究報告書.2021
2)沼口 敦,他:子どもの死亡の原因に関する情報の収集,管理,活用等に関する体制,データベースの整備等に関する提言.日児誌 123: 789-790, 2019
3)沼口 敦,他:日本小児科学会子どもの死亡登録・検証委員会報告:わが国における小児死亡の疫学とチャイルド・デス・レビュー制度での検証における課題.日児誌 123: 1736-1750, 2019
4)Pearson GA, et al: How children die: classifying child deaths. Arch Dis Child 96: 922-926, 2011
5)The National Center for Fatality Review and Prevention: National Center Program Manual 2020 https://ncfrp.org/wp-content/uploads/NCRPCD-Docs/ProgramManual.pdf(2022年6月15日閲覧)
6)HM Government: Child death review. Statutory and operational guidance(England). 2018 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/859302/child-death-review-statutory-and-operational-guidance-england.pdf(2022年6月15日閲覧)
7)厚生労働省:都道府県Child Death Reviewモデル事業の手引き(第2版).令和3(2021)年3月 https://www.mhlw.go.jp/content/000761009.pdf〔2022年6月14日閲覧〕
8)滋賀県CDR関係機関連絡調整会議 滋賀県CDR多機関検証委員会:2020年度滋賀県CDR体制整備モデル事業報告書.令和3年3月30日 https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5281937.pdf(2022年6月14日閲覧)
9)三重県CDR(Child Death Review)政策提言委員会:予防可能な子ども(18歳未満)の死亡を減らすための取組に関する提言.令和4年3月 https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001007702.pdf(2022年6月14日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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